XMで使える注文方法は大きく3カテゴリ
FXの注文方法の一般的な概念についてはFXの注文方法の基本で解説しているが、この記事ではXMのMT4/MT5における具体的な操作手順に焦点を当てる。画面のどこをクリックしてどう入力すればいいのか、実際の操作に即して説明していく。
XMで使える注文方法は、「①成行注文」「②予約注文(指値/逆指値)」「③トレーリングストップ」の3カテゴリに分かれる。
成行注文──「今すぐ」ボタンを押すだけ
MT4での操作手順
- 取引したい通貨ペアのチャートを開く
- チャート上で右クリック→「注文発注」→「新規注文」(またはF9キー)
- 注文画面で「通貨ペア」「数量(ロット)」を確認
- 「成行売り(Sell)」または「成行買い(Buy)」をクリック
ワンクリック取引をONにしている場合は、チャート左上の「SELL / BUY」パネルから直接注文できる。1クリックで即発注されるので、確認画面は出ない。スキャルピングには便利だけど、ミスクリックにも注意が必要だ。
MT5での操作手順
基本的にMT4と同じだが、MT5では注文画面のレイアウトが若干異なる。「成行注文」を選択してから「Sell by Market」または「Buy by Market」をクリック。MT5はMT4よりもインターフェースが洗練されていて、ロット数のステッパー(+/−ボタン)が使いやすい。
予約注文──チャートに張り付かずに注文を仕込む
「145円まで下がったら買いたい」「150円を超えたら買いたい」──こういう「もし◯◯になったら」の注文が予約注文だ。XMでは4種類の予約注文が使える。
Buy Limit(指値買い)
現在価格より低い価格を指定して買い注文を予約。「押し目買い」に使う。たとえば現在のUSDJPYが150.00で、「148.50まで下がったら買いたい」なら148.50にBuy Limitを入れる。
Sell Limit(指値売り)
現在価格より高い価格を指定して売り注文を予約。「戻り売り」に使う。現在のUSDJPYが150.00で、「151.50まで上がったら売りたい」なら151.50にSell Limitを入れる。
Buy Stop(逆指値買い)
現在価格より高い価格を指定して買い注文を予約。レジスタンスライン(上値抵抗線)を超えたら一気に上昇するという「ブレイクアウト狙い」に使う。
Sell Stop(逆指値売り)
現在価格より低い価格を指定して売り注文を予約。サポートライン(下値支持線)を割り込んだら下落加速するという読みで使う。
注文方法を理解したら、口座開設ボーナスで実際に予約注文を試してみよう。少額なら失敗しても痛くない。
XM口座を開設する →MT4/MT5での予約注文の出し方
- 新規注文画面を開く
- 「注文種別」のドロップダウンで「指値または逆指値注文(Pending Order)」を選択
- 「タイプ」で「Buy Limit」「Sell Limit」「Buy Stop」「Sell Stop」のいずれかを選ぶ
- 価格、ロット数、必要に応じてストップロス/テイクプロフィット、有効期限を入力
- 「発注」ボタンをクリック
ストップロス(S/L)とテイクプロフィット(T/P)
注文時に一緒に設定するのが鉄則
ストップロスは損切り価格、テイクプロフィットは利確価格。注文を出すときに一緒に設定しておけば、「損切りを忘れて大損」という事態を防げる。MT4/MT5の注文画面で「S/L」と「T/P」の欄に価格を入力するだけだ。
あとから変更する方法
ポジションを保有した後でもS/LとT/Pは変更可能。MT4/MT5の「ターミナル」ウィンドウでポジションをダブルクリック→「注文の変更」で価格を変更できる。チャート上のラインをドラッグして変更することもできる。
XMの銘柄にはストップレベル(最低距離)が設定されているものがある。現在価格から近すぎるS/LやT/Pを入れると「Invalid S/L or T/P」エラーが出る。各銘柄のストップレベルはMT4/MT5の「仕様」タブで確認可能。
トレーリングストップ──利益を自動で追いかける
仕組みを簡単に説明すると
トレーリングストップは「利益が伸びたら、損切りラインを自動的に引き上げてくれる」機能。たとえば20pipsのトレーリングストップを設定すると、価格が20pips上昇するたびに損切りラインが20pips引き上がる。価格が反転してトレーリングストップの位置まで戻ったら自動決済される。
設定手順
- 保有ポジションを「ターミナル」ウィンドウで右クリック
- 「トレイリングストップ」を選択
- 希望するpips数を選ぶ(カスタム値も入力可能)
ただしトレーリングストップはMT4/MT5が起動している間だけ有効。PCの電源を切ったり、アプリを閉じたりするとトレーリングストップは動作しない。VPSを使ってMT4/MT5を24時間稼働させているなら問題ないが、そうでない場合は注意が必要だ。
注文方法の使い分けガイド
| 場面 | おすすめの注文方法 |
|---|---|
| 今すぐ売買したい | 成行注文 |
| もう少し安くなったら買いたい | Buy Limit |
| もう少し高くなったら売りたい | Sell Limit |
| 高値更新で上昇トレンドに乗りたい | Buy Stop |
| 安値更新で下落トレンドに乗りたい | Sell Stop |
| 利益を伸ばしつつ最低利益を確保したい | トレーリングストップ |
初心者は最初、成行注文とストップロスだけで十分。慣れてきたら指値・逆指値を覚えて、チャートに張り付かなくてもいい取引スタイルを構築しよう。
注文の「有効期限」を設定する
予約注文(Pending Order)には「有効期限」を設定できる。たとえば「今日中にこの価格に到達しなければキャンセル」という使い方。MT4/MT5の注文画面で「有効期限」にチェックを入れて日時を指定すればいい。
有効期限を設定しないと、注文は手動でキャンセルするまで残り続ける。「先週入れた指値注文を忘れていて、いきなり約定した」なんてことが起きるので、使わなくなった予約注文はこまめにキャンセルする習慣をつけよう。
MT4とMT5で注文方法に違いはある?
基本的な注文タイプは同じだが、MT5には「Buy Stop Limit」と「Sell Stop Limit」という2つの追加注文タイプがある。これは「逆指値に到達したら指値注文を出す」という複合注文で、上級者向け。たとえば「150円を超えたら、148円に指値買いを出す」という高度な戦略に使える。普通のトレーダーには滅多に使わない機能なので、まずは基本の6種類をマスターすることに集中しよう。
FX Rescue編集部では、2026年4月にXMのMT4(Build 1420)およびMT5(Build 4500)で全注文タイプの発注テストを実施。成行注文、Buy Limit、Sell Limit、Buy Stop、Sell Stop、トレーリングストップのすべてが正常に動作することを確認。ストップレベル違反時のInvalid S/Lエラーの再現も行った。