XMの複数口座はスマホ1台で全部管理できる
XMでは1つのアカウントにつき最大8口座まで追加開設できる。スタンダード口座、KIWAMI極口座、マイクロ口座、ゼロ口座——好きな口座タイプを組み合わせて、MT4アプリやMT5アプリから自由に切り替えながら取引できる仕組みだ。
これはスマホしか使わないトレーダーにとって、かなり強力な武器になる。たとえば「普段のトレードはKIWAMI極口座でスプレッドを抑えて、ボーナスはスタンダード口座で受け取る」という使い分けが、アプリの操作だけで完結する。わざわざPCを開く必要はない。2026年5月時点で、この複数口座管理の仕組みは他社と比較してもXMが使いやすい部類に入る。
そもそも「複数口座なんて必要あるのか」と思うかもしれないけど、実はトレード歴が長くなるほど口座を分けたくなる場面が増えてくる。手法が違えば口座も違う方が管理しやすいし、万が一のリスク分散にもなる。いわば銀行口座を「生活費用」と「貯蓄用」に分けるのと同じ発想だ。
MT4アプリでの口座切替手順
MT4アプリでの口座切替は3ステップで終わる。まず画面左下の「設定」タブをタップ。次に「トレードアカウント」を選択して、「既存のアカウントにログイン」をタップ。あとはXMTradingのサーバー名を検索して選び、切替先の口座番号とパスワードを入力すればいい。所要時間は慣れれば30秒もかからない。
サーバー名は口座開設時にXMからメールで届いている。「XMTrading-Real」のあとに番号が付くパターンが多い。検索窓に「XMTrading」と入力すれば候補がずらっと出てくるから、自分の口座に対応するサーバーを選択しよう。間違ったサーバーを選ぶと「無効な口座」と表示されるけど、焦らずサーバーを変更すれば解決する。
ここでひとつコツがある。一度ログインした口座情報はアプリに履歴として残る。つまり2回目以降は、サーバー検索もパスワード入力も省略できる。アカウント一覧からタップするだけで瞬時に切り替わるわけだ。8口座全部を登録しておけば、まるでテレビのチャンネルを変えるような感覚で口座を行き来できる。
注意点がひとつ。MT4口座とMT5口座はアプリが別なので、MT4アプリからMT5口座にはログインできない。当然、逆も同じだ。MT4口座を3つ、MT5口座を2つ持っているなら、両方のアプリをインストールしておく必要がある。
MT5アプリでの口座切替手順
MT5アプリは画面の導線がMT4とやや異なる。「設定」タブを開いたら「新しい口座」を選択。ここで「既存のアカウントにログイン」をタップして、検索窓に「XMTrading」と入力する。表示されたサーバー一覧から該当するものを選んで、口座番号とパスワードでログインすれば切替完了だ。MT4と違って「トレードアカウント」ではなく「新しい口座」というメニュー名になっているのがポイント。初見だと迷いやすい部分だから、ここだけ注意しておこう。
MT5の方がMT4より口座管理画面が洗練されている。複数のアカウントが一覧表示されて、残高やサーバー名がひと目で確認できる。頻繁に口座を切り替える人にとっては、MT5の方が使い勝手がいいだろう。
ちなみにMT5アプリはiOSでもAndroidでも無料でダウンロードできる。App StoreやGoogle Playで「MetaTrader 5」と検索すればすぐに見つかる。XM専用アプリではなく汎用アプリなので、XMのサーバーを自分で選択する必要がある点だけ覚えておこう。
複数口座の活用法——口座を分ける「理由」を持つ
口座を増やすこと自体は簡単だけど、目的なく増やしても管理が煩雑になるだけだ。複数口座を活かすには、それぞれの口座に明確な役割を持たせることが重要になる。「なぜこの口座が必要なのか」を自分の言葉で説明できないなら、その口座は不要かもしれない。
裁量トレードとEA自動売買の分離。自分の判断で取引する裁量口座と、EAに任せる自動売買口座を分けておけば、それぞれの損益を正確に把握できる。EAが暴走しても裁量口座の資金は無傷——これが口座分離の最大のメリットだ。
口座タイプによる使い分け。KIWAMI極口座はスプレッドが狭くスワップフリーだから、スキャルピングや短期売買に向いている。一方、スタンダード口座は入金ボーナスやXMポイントが付与されるから、ボーナスを活用した取引や中長期の保有に最適だ。さらにマイクロ口座なら1ロット=1,000通貨で取引できるから、新しい手法を少額でテストする実験場として使える。目的に合った口座タイプをそれぞれ開設しておけば、場面に応じて最適な環境で取引できるわけだ。
通貨ペア別のリスク分離。ドル円専用口座、ゴールド専用口座、新興国通貨用口座——こんな風に分けておくと、特定の通貨ペアで大負けしても他の口座には影響しない。これは資金管理における「防火壁」のような発想だ。特にゴールドやポンド円のようにボラティリティが高い銘柄は、独立した口座で取引した方が全体の資金を守りやすい。
口座間の資金移動——XM会員ページから即時反映
複数口座を運用するなら、口座間の資金移動は避けて通れない。XMでは会員ページの「資金振替」メニューから、自分の口座間で即座に資金を移動できる。スマホのブラウザからXM会員ページにログインすれば、外出先でも数タップで完了する。操作は「振替元口座」「振替先口座」「金額」を選んで確認ボタンを押すだけ。いちいちPCの前に座る必要がないのは、スマホトレーダーにとっては見逃せないメリットだ。
同一通貨の口座間(たとえば日本円口座から日本円口座)なら手数料は無料で、反映もリアルタイム。一方、基本通貨が異なる口座間(日本円口座からドル口座など)の場合は、XMのレートで両替が行われるため為替手数料が発生する。できるだけ同じ基本通貨で口座を統一しておくのが賢い。なお、資金移動の最低金額は500円(またはそれに相当する額)から。1日の移動回数に上限はないから、細かく資金を配分し直すこともできる。
なお、ボーナスが付与されている口座から資金を出金・移動すると、移動額に比例してボーナスが消失する。たとえば残高の50%を移動すれば、ボーナスも50%なくなる。この仕組みを知らないまま資金移動すると「ボーナスが消えた」と慌てることになるから、事前に把握しておこう。
XMの追加口座開設は会員ページから2分で完了。口座タイプを使い分けて、取引の幅を広げよう。
XMの口座を開設する →スマホで複数口座を管理する際の注意点
ログイン情報の管理。口座が増えるとログイン情報も増える。口座番号、パスワード、サーバー名——これらを混同すると「ログインできない」というトラブルに直結する。XMから届く口座開設完了メールには全情報が記載されているから、スクリーンショットで保存しておくか、パスワード管理アプリに登録しておくのが安全だ。
口座番号の混同防止。8口座もあると「いまどの口座にログインしているか」を見失いがちだ。MT4/MT5アプリの画面上部には口座番号が表示されているけど、数字の羅列だから瞬時には判別しにくい。口座ごとに「裁量用」「EA用」のようにメモを残しておくと混乱を防げる。
休眠口座のリスク。XMでは90日間取引も入出金もない口座は「休眠口座」扱いになり、毎月$5の口座維持手数料が発生する。複数口座を開設したまま放置すると、知らないうちに残高が削られていくことがある。使わない口座は資金をゼロにしておくか、閉鎖してしまう方が安心だ。なお、同一アカウント内のどれか1つの口座で取引があれば、他の口座は休眠扱いにならないケースもあるけど、念のため各口座の状態は定期的に確認しておこう。
通知設定の整理。MT4/MT5アプリでは口座ごとにプッシュ通知の設定ができる。複数口座を登録していると、全口座の通知が混在して何がどの口座の情報なのか判別しにくくなる。メインで使う口座だけ通知をオンにして、サブ口座は必要時にアプリで確認する運用がストレスが少ない。
XM追加口座の開設方法(会員ページから2分)
追加口座の開設手順はシンプルだ。XM会員ページにログインして「追加口座を開設する」ボタンをタップ。口座タイプ(スタンダード、KIWAMI極、マイクロ、ゼロ)、取引プラットフォーム(MT4 or MT5)、基本通貨、レバレッジを選択して確認ボタンを押すだけ。
初回の口座開設時に本人確認書類を提出済みなら、追加口座では再提出不要。文字通り2分で新しい口座が使えるようになる。口座番号とパスワードはメールで届くから、それをMT4/MT5アプリに入力すればすぐに取引を始められる。追加口座でもスタンダード口座なら入金ボーナスの対象になる場合があるから、ボーナスの残枠がある人はスタンダードで開設するのも手だ。
2026年5月時点では、1アカウント8口座の上限に達している場合でも、使っていない口座を閉鎖すれば新しい口座を開設できる。口座の開設・閉鎖は何度でも無料だから、試行錯誤しながら自分に合った構成を見つけていけばいい。最初は「スタンダード1口座+KIWAMI極1口座」の2口座体制から始めて、必要に応じて追加していくのが無駄のないやり方だ。
FX Rescue編集部では、XMのMT4アプリ(iOS版 v4.0.2846)およびMT5アプリ(iOS版 v4.0.4426)で実際に複数口座の切替操作を検証。口座間の資金移動もXM会員ページから実行し、即時反映を確認しています。手順は2026年5月時点のアプリ・会員ページ仕様に基づいています。