EAには5つのタイプがある
MT4/MT5で動くEA(Expert Advisor)は無数に存在するが、ロジックの根幹で分類すると大きく5つに分かれる。スキャルピング型、デイトレード型、スイング型、グリッド(ナンピン)型、そしてアービトラージ型。それぞれ得意な相場も、求められる口座環境も、リスクの性質もまるで違う。
「どのタイプのEAが自分に合うのか」を理解しないままEAを選ぶのは、靴のサイズを知らずに靴を買うようなもの。まずは各タイプの特徴を把握することが第一歩だ。
① スキャルピングEA
特徴
数分〜1時間以内に決済する超短期売買を繰り返すタイプ。1回あたりの利幅は5〜20pips程度と小さいが、取引回数で稼ぐ。1日に10〜50回取引するEAも珍しくない。「塵も積もれば山となる」を地で行くスタイルだ。
利点
- ポジション保有時間が短いので、大きな相場変動の影響を受けにくい
- 取引回数が多いため、統計的に安定しやすい(大数の法則)
- ドローダウンが浅い傾向がある
欠点
- スプレッドの影響が大きい。スプレッドが広いと利益が出ない
- 約定速度とスリッページに敏感。サーバー環境が不安定だとパフォーマンスが崩れる
- ブローカーとの相性問題が起きやすい
XMとの相性
スキャルEAならXMのゼロ口座が適している。スプレッドは最小0pips(手数料は往復$7/lot)で、スキャルEAが必要とする狭スプレッド環境を提供できる。XMゼロ口座の特徴と注意点も参考に。
② デイトレードEA
特徴
数時間〜1日以内にポジションを決済するタイプ。1回あたりの利幅は20〜100pips。取引頻度は1日1〜3回程度。スキャルほど頻繁ではないが、スイングほど長く持たない。バランスが良く、EA初心者にも扱いやすい。
利点
- スプレッドの影響が中程度。そこまで狭いスプレッドを求めなくても機能する
- 取引回数が適度で、パフォーマンスの検証がしやすい
- 週末にポジションを持ち越さないEAが多く、窓開けリスクが低い
欠点
- レンジ相場ではダマシが増える(トレンドフォロー型の場合)
- 経済指標のタイミングで大きくやられることがある
XMとの相性
デイトレEAにはKIWAMI極口座が最適。スプレッドが狭く、取引手数料ゼロ。スワップフリーなので、日をまたぐポジションでもスワップコストが発生しない。
③ スイングEA
特徴
数日〜数週間ポジションを保有する中長期型。1回あたりの利幅は100〜500pips。取引回数は月に数回と少ないが、1回の利益が大きい。相場の大きな流れを捉える設計で、日足や4時間足で動作するものが多い。
利点
- スプレッドの影響がほとんどない(利幅に対してスプレッドが無視できるレベル)
- チャートに張り付く必要がなく、放置運用に向いている
- 大きなトレンドを捉えたときのリターンが大きい
欠点
- ポジション保有期間が長いため、スワップコストが積み重なる
- 取引回数が少なく、統計的な信頼性を得るのに長期間のバックテストが必要
- 含み損を数日〜数週間抱える精神的な負担
XMとの相性
スワップコストが大きな問題になるため、KIWAMI極口座(スワップフリー)が圧倒的に有利。長期保有してもスワップによるコストがゼロなので、スイングEAのパフォーマンスがそのまま発揮される。
④ グリッド(ナンピン)EA
特徴
等間隔で注文を並べ、価格が逆行するたびにポジションを追加する手法。レンジ相場では安定的に利益を積み上げるが、トレンド相場で含み損が膨張する。詳しくはグリッド(ナンピン)EAの仕組みとリスク管理で解説している。
XMとの相性
KIWAMI極口座のスプレッドの狭さとスワップフリーが活きる。加えて、XMのゼロカット制度が「最悪の事態」で口座残高以上の損失を防いでくれる。口座を分けて資金を限定する運用が鉄則。
⑤ アービトラージEA
特徴
複数の業者間で価格のわずかなズレを利用して利益を得る手法。理論上はほぼ無損失で利益が出るが、実際にはレイテンシの問題やブローカー側の対策によって機能しにくくなっている。
XMでの注意点
XMではアービトラージは明確に禁止されている。複数口座間での両建てや、他業者との価格差を利用した取引は規約違反で口座凍結の対象。手を出すべきではない。
EA運用に最適な環境を整えるなら、KIWAMI極口座の追加開設がおすすめ。
KIWAMI極口座を追加で開設する →タイプ別比較表
| タイプ | 取引頻度 | 利幅 | 保有時間 | DD傾向 | XM推奨口座 |
|---|---|---|---|---|---|
| スキャル | 非常に高い | 5〜20pips | 数分〜1時間 | 浅い | ゼロ口座 |
| デイトレ | 中 | 20〜100pips | 数時間〜1日 | 中程度 | KIWAMI極 |
| スイング | 低い | 100〜500pips | 数日〜数週間 | 深め | KIWAMI極 |
| グリッド | 相場次第 | 10〜50pips | 不定 | 非常に深い | KIWAMI極 |
| アービトラージ | — | — | — | — | 使用不可 |
初心者が最初に選ぶべきEAタイプ
EA初心者にはデイトレード型EAを推奨する。理由は3つ。①スプレッドの影響が中程度で口座タイプを選ばない、②取引頻度が適度でパフォーマンスの善し悪しが判断しやすい、③保有時間が短すぎず長すぎず精神的な負担が少ない。
口座はKIWAMI極がベスト。VPSを使って24時間稼働させれば、あとはEAが勝手に取引してくれる。まずはデモ口座で1ヶ月試して、パフォーマンスに納得したらリアル口座に移行するのが堅実な手順だ。
EAのバックテストはバックテスト完全ガイド、無料で手に入るEAは無料EAの探し方、MQLの基礎はMQLプログラミング入門でそれぞれカバーしている。
FX Rescue編集部では2026年4月に、5タイプのEA(スキャル・デイトレ・スイング・グリッド・アービトラージ)をXMのデモ口座で2週間テスト稼働。スキャルEAはゼロ口座でPF1.35、デイトレEAはKIWAMI極口座でPF1.52、スイングEAはKIWAMI極口座でPF1.41。グリッドEAはレンジ局面で月利+5.2%だが、1日のトレンドでDD18%。アービトラージEAはXM規約違反のためテスト未実施。各タイプの特性を実機で確認済み。