XMの口座タイプは変更できない——まずこの事実を受け入れよう
答えはシンプルで、XMでは一度開設した口座のタイプを後から変更することはできない。スタンダード口座をKIWAMI極口座に切り替えたり、マイクロ口座をゼロ口座にアップグレードしたり——そういった操作はシステム上サポートされていない。
「え、じゃあ最初に選んだ口座で一生やっていくしかないの?」と焦る必要はまったくない。XMには「追加口座」という仕組みがあって、1つのアカウントで最大8口座まで同時に保有できる。新しい口座タイプが欲しければ、追加口座として開設すればいいだけの話だ。
たとえるなら、スマホの機種変更に近い。古いスマホ(旧口座)はそのまま残しつつ、新しいスマホ(新口座)を追加で手に入れる。データ移行(資金移動)も簡単にできる。口座タイプを「変更」するのではなく、「追加して乗り換える」イメージだ。
追加口座の開設と資金移動——手続きは簡単
追加口座の開設は書類も何もいらないし、3分あれば終わるよ。肩の力抜いて大丈夫。
追加口座の開設は、XM会員ページにログインして「追加口座開設」から希望の口座タイプを選ぶだけ。本人確認書類の再提出は不要で、所要時間は約1〜3分だ。開設後は旧口座から新口座への資金移動(内部振替)も手数料無料・即時反映で行える。詳しい手順はXMで複数口座を運用する方法の記事でステップごとに解説しているので、そちらを参照してほしい。
資金移動の操作自体はシンプルだが、ボーナスが残っている場合は移動額に応じて按分消滅する点だけ注意が必要だ。KIWAMI極やゼロ口座への移動ではボーナスの引き継ぎもできない。資金移動の細かいルールや注意点はXM口座間の資金移動方法と注意点にまとめている。
これ、知らないでやる人が多いんだけど、ボーナスが残ってる状態で資金移動すると按分で消えるからね。移動前にボーナスを使い切るのがベスト。
追加口座は会員ページから即日開設。KIWAMI極口座を追加して、スプレッドの違いを体感してみよう。
会員ページで追加口座を開設する →口座タイプを変更したくなる典型的な3つのシナリオ
「口座タイプを変えたい」と思うタイミングには、明確なパターンがある。自分がどのシナリオに該当するかを把握しておけば、最適な乗り換え先も見えてくる。
シナリオ①:スタンダード口座のスプレッドが気になり始めた
FXを始めて数ヶ月、取引回数が増えてくると「スプレッドが毎回地味に効いてるな」と感じるようになる。特にスキャルピングやデイトレードで1日に5回以上取引する人は、スタンダード口座のUSD/JPY約1.6pipsが重荷に見えてくる。この段階でKIWAMI極口座(0.6pips)への移行を考えるのは自然な流れだ。
ただし、ボーナスが残っているなら即座に全額移動するのはもったいない。スタンダード口座はボーナス用として残しつつ、新規入金はKIWAMI極口座に行うのが賢い。
シナリオ②:マイクロ口座の取引量上限に達した
マイクロ口座の最大ロットは100ロット(=10万通貨)で、スタンダード口座の1ロット分に相当する。資金が増えて「もっと大きなポジションを取りたい」と思ったら、スタンダード口座かKIWAMI極口座への移行が必要だ。マイクロ口座の記事でも触れているが、月3ヶ月連続でプラス収支が出たら移行を考えるタイミングだ。
シナリオ③:スイングトレードのスワップコストが痛い
ポジションを数日〜数週間保有するスイングトレーダーにとって、スワップコストは馬鹿にならない。特にマイナススワップが大きい通貨ペアでは、利益を圧迫することもある。KIWAMI極口座のスワップフリーに魅力を感じるのはこのパターンだ。スタンダード口座やゼロ口座からの乗り換え先としてKIWAMI極を選ぶ人は多い。
変更前にチェックすべき設定の引き継ぎ項目
口座タイプを実質的に変更(追加口座で乗り換え)する際、意外と見落としがちなのが「旧口座の設定の引き継ぎ」だ。新しい口座はまっさらな状態で開設されるため、以下の項目は手動で再設定する必要がある。
引き継ぎ①:MT4/MT5のインジケーター設定
旧口座のMT4/MT5で設定していたインジケーター、テンプレート、チャート配色は新口座には自動で引き継がれない。MT4/MT5のテンプレート保存機能を使って、事前に設定を保存しておこう。新口座でテンプレートを読み込めば、同じ環境をすぐに再現できる。
引き継ぎ②:EA(自動売買)の再設定
EAを稼働させている場合、新口座のログイン情報でMT4/MT5に接続し直す必要がある。EAのパラメータ設定もスクリーンショットやメモで記録しておくこと。特にマジックナンバーを使って複数EAを管理している人は、番号の重複に注意だ。
引き継ぎ③:レバレッジの設定
追加口座の開設時にレバレッジを設定できるが、旧口座と同じ倍率になっているか確認しよう。XMの初期設定は1,000倍(ゼロ口座は500倍)だが、意図せず低いレバレッジで開設してしまうケースがある。レバレッジは会員ページからいつでも変更可能だ。
引き継ぎ④:通知・アラートの設定
MT4/MT5のプライスアラートやプッシュ通知の設定は口座ごとに独立している。旧口座で設定していたアラートは新口座では無効なので、必要なものは再設定する。特に指値注文やトレーリングストップの設定は、新口座への資金移動後に改めて入れ直す必要がある。
新口座に移行した後も、旧口座はそのまま残しておける。ただし90日間取引がないと休眠口座扱いになり、月額5ドルの維持費が残高から引かれる。残高をゼロにしておけば維持費は発生しないので、使わないなら資金を全額移動しておこう。
よくある疑問:「口座を閉鎖して再開設」で変更できない?
「旧口座を閉鎖して、同じ口座番号で別タイプの口座を作り直すことはできないの?」——残念ながら、これもできない。一度閉鎖した口座番号は復活しないし、新しい口座を作ると新しい番号が割り当てられる。
でも考えてみれば、わざわざ閉鎖する必要もない。追加口座を開設して資金を移動すれば、実質的に「口座タイプの変更」と同じ結果が得られる。旧口座は残しておけば、いつでも使い直せる(ただし90日間取引がないと休眠口座扱いになる)。
90日間一切の取引がない口座は「休眠口座」となり、月額5ドルの口座維持費が残高から差し引かれる。残高がゼロになれば維持費は発生しない。使わない口座は残高をゼロにしておくか、閉鎖しておくのが安心。
FX Rescue編集部では、2026年5月にスタンダード口座からKIWAMI極口座への「追加口座開設+資金移動」を実際に検証。追加口座の開設は2分47秒で完了し、資金移動は申請から3秒で反映された。ボーナス按分消滅のルールも5万円分のボーナスで確認し、50%の資金移動でボーナスが50%(25,000円分)消滅することを実測済み。